右のリヤドアからリヤクォーターにかけて擦っています。
写真では分かりづらいですがヘコミもかなり入っています。
まずは凹んでいる箇所の塗膜を剥離していきます。
塗膜を剥離すると鉄のパネルが出てくるのでそこにワッシャーを溶接してスライドハンマーでヘコミをある程度引っ張り出します。
ヘコミを引っ張り出してもまだ表面はデコボコしているので、次はパテを塗って、熱を加え、ダブルアクションなどで削って形を整えます。
パテ、熱、削り、この工程を何回も繰り返して職人の感覚だけで形を作っていきます。
形作りが終わったら周りをマスキングして、塗料が付きやすくするためのサフェーサーを噴きます。
サフェーサーが乾いたらスライドドアは外します。スライドドアは大人3人がかりで外します。
ブースの中に移動しさらに車全体を丁寧にマスキングし、塗装していきます。
ドアも別で塗装します。
塗装はベースカラーを噴いて50分程乾かしたら、キズから守ったり艶を出すためのクリアを噴き、さらに50分程乾かします。
塗装が終わったら外したドアやテールランプなどの部品を取り付け、ポリッシャーで磨き上げ作業終了です。